マンション選び

30代・子どものいない夫婦、都心と郊外のマンションを比較

admin

子どものいない30代の夫婦がマンションを選ぶとき、都心か郊外かは、二人の仕事と暮らしに何を残したいかで考えると整理できます。通勤時間、住まいの使い方、毎月の余裕を同じ条件で比べることが大切です。

共働きのDINKs、新婚、片働きの夫婦など、働き方や生活の希望はそれぞれです。将来の出産を前提にせず、現在の二人に合う暮らしを基準にできます。子どもを持つ可能性を検討したい場合は、その案を別に加えてください。

都心と郊外だけで結論を出さない

都心でも職場まで乗換えが多い物件はあり、郊外でも勤務先や実家に近い物件はあります。地域の名前ではなく、二人の目的地へどう移動するかを見ます。

同じ価格帯で比較するなら、面積、築年、駅距離、設備、管理状態を揃えるか、違いを明示しましょう。都心の中古と郊外の新築を比べる場合、価格差には複数の条件が含まれます。

住宅金融支援機構の2025年度フラット35利用者調査の新築マンション全国平均所要資金は5,882万円です。この調査の利用者の数字であり、共働き夫婦がその額を借りるべきという目安ではありません。候補の価格は、同じ地域・面積に近い実際の募集情報で確かめます。

参考:2025年度フラット35利用者調査|住宅金融支援機構

二人の通勤と在宅勤務を並べる

通勤の片方だけを優先しない

それぞれの職場まで、玄関から席に着くまでの時間を確認します。出社日数、乗換え、始発・終電、混雑、休日の移動を並べると、片方にだけ負担が寄る選択を見つけやすくなります。

会社の通勤手当で定期代が賄えても、毎日の時間や体力の負担は残ります。出社が週1回の人と週5回の人なら、同じ片道20分の差でも受け止め方は違うでしょう。

家で過ごす時間の使い方を確認する

在宅勤務が二人同時にあるなら、オンライン会議の音、机の位置、冷暖房、収納を見ます。2LDKや3LDKという表記だけでなく、同時に仕事や休息ができるかを家具配置で確認してください。

都心のコンパクトな住戸にも、移動を減らして外で過ごす利点があります。郊外の広い住戸にも、仕事や趣味の場所を分けやすい利点があります。毎日使う場面から優先順位を決めましょう。

毎月の差を自由に使える額で見る

仮に都心の候補5,000万円・借入4,500万円、郊外の候補4,000万円・借入3,500万円とします。頭金は各500万円、諸費用は別です。年2.0%、35年、元利均等、ボーナス返済なし、金利一定の説明用試算では、月返済は約14.9万円と約11.6万円です。

管理費等と税・保険の月割りを月4万円と仮置きすると、住宅費は約18.9万円と約15.6万円になります。月約3.3万円の差を、通勤の短縮、広さ、旅行、貯蓄など、何と交換するかを考えます。

価格差を暮らしの選択へ直す
都心の仮の候補
住宅費 月約18.9万円
借入4,500万円。短くなる通勤時間も確認
郊外の仮の候補
住宅費 月約15.6万円
借入3,500万円。車や移動の費用も追加
年2.0%・35年・元利均等、ボーナスなし、金利一定。ローン以外は月4万円という仮定。相場や適用金利ではない。

差額のすべてが貯まるとは限りません。郊外で車を持つなら維持費が増え、都心で外食やサービスを多く使うなら生活費が増えることもあります。今の支出をもとに候補ごとの変化だけを足してください。

参考:住宅ローン新規借入シミュレーション|千葉銀行

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働き方が変わるときも住み続けられるか

二人の収入を前提にする場合、転職、休職、独立、介護、学び直しなどで片方の収入が減る案を作ります。子どもがいないことは、収入が変わらないことを意味しません。

片働きの家庭なら、もう一人が将来働くことを前提にしなくても成立する予算から考えます。今の働き方を二人で選んでいるなら、それを住宅購入のために当然変える必要はありません。

借入を二人に分ける場合は、返済の責任、団信の対象、所有持分、将来の収入を確認します。節税できる見込みだけで購入額を増やすと、どちらかの収入が変わったときに負担が残ります。

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管理と住み替えの条件も揃える

共用施設やコンシェルジュをよく使うなら、管理費の意味を感じやすいでしょう。使わない施設が多い場合は、毎月負担する費用と自分たちに必要なサービスを照合します。積立金の増額予定も、物件価格とは別の比較項目です。

将来住み替える可能性があるなら、駅距離や周辺の成約情報だけでなく、残債と売却費用を確認します。「駅近なら売れる」と決めず、売却に時間がかかる案や価格が下がる案でも計画が成り立つかを考えてください。

二人それぞれが譲れない条件を三つ、調整できる条件を三つ書き、候補の家計と動線へ照らしてみましょう。都心・郊外という区分より、二人が何を得て何を負担するかが分かれば、納得して選びやすくなります。

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