マンションのオプション会とは?参加前に知りたい選び方と注意点
新築マンションを契約すると、入居までの間に「オプション会」や「インテリア相談会」の案内が届くことがあります。
「参加しないと困る?」「その場で決める必要がある?」「外部業者へ頼んでもいい?」と迷う人もいるでしょう。
結論からいうと、オプション会は、マンションの設備や内装、家具などを見て、必要な商品を注文できる販売会です。参加や購入が必須とは限りません。
大切なのは、標準仕様との違い、外部業者へ依頼できるか、申込後の変更・キャンセル条件を確認してから選ぶことです。
オプション会を一言でいうと

オプション会とは、新築マンションの契約者を対象に行われる、設備やインテリアなどの相談・販売会です。
法律上の制度名や公的な手続きではありません。物件によって「インテリアオプション会」「オプション相談会」「インテリア販売会」など名称が異なります。
取り扱われる商品も物件ごとに異なりますが、一般的には次のようなものがあります。
- カップボードや造作家具
- 壁紙や壁面タイル
- カーテンや照明
- エアコン
- 食器洗い乾燥機
- ミラーや窓フィルム
- 床や水回りのコーティング
すべてがマンションの販売価格に含まれているわけではありません。モデルルームで見た設備や内装が、標準仕様なのか有料オプションなのかも確認が必要です。
阪急阪神不動産も、モデルルームの設備や仕様について、標準かオプションかを担当者へ確認するよう案内しています。
出典:新築マンションのオプションメニューは|阪急阪神不動産「ジオ」
オプション会に関連する用語
オプション会は、「契約」カテゴリーの中では、マンション本体の売買契約後に、追加の商品や工事を検討する場に位置します。
標準仕様
マンションの販売価格に最初から含まれている設備や内装です。
建築オプション
間取り変更、コンセントの増設、ダウンライトなど、主に建築工事中に対応する変更です。
インテリアオプション
カーテン、ミラー、壁面タイル、家具など、比較的後の段階でも取り付けやすい商品です。
内覧会
完成した住戸を確認し、傷や不具合などを確認する機会です。オプション会とは目的が異なります。
建築オプションとインテリアオプションの分け方や施工時期は、物件によって異なります。
オプション会はどんな人に関係する?
新築マンションを購入し、標準仕様から設備や内装を追加・変更したい人に関係します。
例えば、入居時からカップボードやエアコン、カーテンを設置しておきたい人には便利です。一方、標準仕様で十分な人や、入居後に価格を比較しながらそろえたい人は、参加しても注文しない選択ができます。
オプション会は、参加したら何かを購入しなければならない場ではありません。商品や価格を確認する機会として参加することもできます。
オプション会が開かれる理由
新築マンションでは、住戸ごとに購入者の好みや生活スタイルが異なるからです。
すべての設備を標準仕様にすると、必要のないものまで販売価格に含まれる可能性があります。そこで、基本的な仕様とは別に、希望する購入者が追加費用を払って選べるようにしています。
また、建築中でなければ対応しにくい工事もあります。コンセントや照明位置の変更などは、完成後に施工すると壁や天井を開く工事が必要になることもあるため、申込期限が早めに設定される場合があります。
出典:新築マンションのオプションメニューは|阪急阪神不動産「ジオ」
オプション会の一般的な流れ

物件によって異なりますが、一般的には次のように進みます。
- 売主や販売会社から案内が届く
- カタログや価格表を確認する
- 必要に応じて参加予約をする
- 会場で商品やサンプルを見る
- 担当者から説明や見積りを受ける
- 必要な商品を申し込む
- 引渡し前後に施工・納品される
その場で正式な申込みになる場合と、後日注文書を提出する場合があります。検討期限、支払時期、施工時期は、参加前に確認しましょう。
オプション会とマンションの売買契約の関係
オプション商品の契約は、マンション本体の売買契約とは別の契約になることがあります。
売主、販売会社、インテリア会社、施工会社など、誰と契約するのかも商品によって異なります。
そのため、マンションの売買契約を解除しても、オプションの契約まで自動的に解除されるとは限りません。
神戸市すまいの安心支援センターは、オプションの解約はマンションの売買契約とは別に考える必要があり、資材の手配などが始まっている場合には違約金が生じることがあると案内しています。
出典:新築マンションのオプションを契約解除。全額払いが必要?|神戸市すまいの安心支援センター
オプション会で注文するメリット
入居時に設置されていることがある
引越し後に工事や業者の立会いをする手間を減らせます。
住戸の寸法や仕様に合わせやすい
造作家具やカーテンなどを、部屋に合わせて提案してもらえます。
複数の商品をまとめて相談できる
商品ごとに業者を探す手間が少なくなります。
建築中にしか難しい工事を頼めることがある
配線や下地が関係する工事は、完成前の方が対応しやすい場合があります。
オプション会の注意点
外部業者より高い場合がある
設置や調整をまとめて依頼できる一方、同等品を外部で購入した方が安いこともあります。
その場で決めると比較しにくい
商品の型番、施工範囲、保証内容を確認し、外部業者の価格とも比較しましょう。
申込後に変更できない場合がある
発注や工事が始まると、キャンセル料や商品代金の支払いが必要になる可能性があります。
引渡し後でなければ外部業者が施工できないことがある
外部業者へ依頼する場合は、採寸や工事のために住戸へ入れる時期を確認する必要があります。
LIFULL HOME’Sも、キャンセル期限が早めに設定されている場合があるため、契約書を確認するよう案内しています。
出典:マンション購入後にある「オプション会」。ここで購入するメリットとは?|LIFULL HOME’S
オプション会で申込み前に確認したいポイント

標準仕様に何が含まれているか
追加しようとしている設備と似た機能が、標準仕様に含まれていないか確認します。モデルルームの展示には有料オプションが含まれていることがあります。
商品代以外に何がかかるか
施工費、取付費、配送料、撤去費などを含めた総額で確認します。見積書に「一式」とだけ書かれている場合は、施工範囲も聞きましょう。
申込みの変更・キャンセルはいつまで可能か
無料で変更できる期限と、期限後のキャンセル料を確認します。口頭説明だけでなく、注文書や規約も読みましょう。
保証と不具合の連絡先はどこか
売主のアフターサービスに含まれるのか、オプション会社やメーカーへ直接連絡するのか確認します。
外部業者へ依頼できるか
外部業者の立入り可能日、採寸できる時期、施工可能日を確認します。管理規約や工事申請が必要になる場合もあります。
オプション会のまとめ
オプション会は、新築マンションの設備や内装、家具などを選び、必要なものを注文できる販売会です。
参加や購入が必須とは限りません。入居時に設置される便利さだけでなく、価格、施工時期、保証、キャンセル条件、外部業者との違いを比較することが大切です。
「今しか注文できないもの」と「入居後でも選べるもの」を分けると、必要なオプションを判断しやすくなります。自分たちがオプション会で決めるべきものを整理できたでしょうか。
