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40代のマンション購入、子育てと老後の資金をどう両立する?

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40代の子育て家庭がマンション購入を進めるときは、物件探しと同時に、進学の年と退職の年を入れた資金計画を作りましょう。年収から借入額を決めるだけでは、教育費の増加や働き方の変化を拾いきれません。

最初から細かな将来予測を完成させる必要はありません。家計の実額、子どもの進路案、退職後の収入を順番に置き、購入後に残す現金と毎月の住宅費を決めれば、物件を選ぶ基準ができます。

1年分の家計から住宅費を決める

給与の手取り、賞与、児童手当等を分け、直近1年の支出を確認します。旅行、車検、帰省、保険の年払いなど、毎月の口座だけでは見えない支出も月割りにします。

住宅費に回せる額は、手取りから生活費と教育費、老後や予備費の積立を引いた残りです。賞与が出ないと支払えない毎月の返済を前提にすると、働き方が変わったときの調整が難しくなります。

住宅費の上限に含めるもの

ローン返済に、管理費、修繕積立金、駐車場代、固定資産税・保険料等の月割りを加えます。今の家賃とローン返済だけの比較では不足します。

たとえば住宅費の上限を月17万円と置き、ローン以外を月4万円と見積もれば、ローンに回せるのは月13万円です。親40歳、借入3,000万円、年2.0%、25年、元利均等・ボーナス返済なしなら、月返済は約12.7万円です。

この17万円は推奨額ではなく、考え方を示す仮の例です。管理費等が月5万円なら、同じ上限でもローンの枠は月12万円に下がります。物件を見つけたら、仮定をその住戸の金額へ置き換えます。

参考:住宅ローン新規借入シミュレーション|千葉銀行

管理費とは?マンション購入前に知っておきたい役割と修繕積立金との違いを解説
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教育費は子どもの年齢ごとに置く

親40歳、子ども9歳・12歳なら、親46歳ごろに高校入学と大学進学が重なる可能性があります。小学生の現在の支出だけを35年先まで使わず、進学前後の年だけでも計画に入れましょう。

文部科学省の2023年度調査の2026年訂正版では、公立小学校の年学習費は約36.7万円、公立中学校は約54.2万円、公立高校は約59.7万円です。学校外活動費も含む平均であり、大学費用や自宅外生活費は別に必要です。

現在の支出と将来の備えを分ける

今の塾代、給食費、習い事は生活費の実額に入れます。将来の入学金等へ積み立てるお金は別の欄に置きます。「教育費月5万円」と一行にまとめるより、何に使うお金なのかが分かります。

未定の進路は二つの案で試す

公立中心の案に加え、私立や自宅外通学が必要になった案を作ります。子どもに進路を確約させるためではなく、購入予算を決める前に、家計がどこまで選択肢を残せるかを見るためです。

高校や大学の費用は、希望する学校の最新の募集要項・納付金案内を読み、入学時と在学中を分けて追加してください。

参考:令和5年度子供の学習費調査(2026年1月16日訂正版)|文部科学省

退職する年の残高を確認する

ローン期間を長くすれば月額は下がりますが、退職後に返済が続くことがあります。同じ4,000万円、年2.0%なら、25年は月約17.0万円、35年は月約13.3万円。40歳から借りる例では完済年齢が65歳と75歳に分かれます。

銀行へは毎月の返済額だけでなく、65歳時点の借入残高が分かる返済予定表を依頼します。本人の年金見込額と勤務先の退職後の働き方を合わせ、退職後も返せるかを確認しましょう。

資金計画に三つの時点を置く
購入時
親40歳
諸費用を払った後の手元資金を確認
進学が重なるころ
親46歳前後
子ども12歳・9歳の仮の家庭では6年後が確認点
退職を想定する年
親65歳
年金見込額とローン残高を照合
年齢と進路は説明用の例。実際の定年、進路、年金開始時期に置き換える。

「退職金で完済する」と決める場合も、返済後に生活費の備えが残ることが前提です。繰上返済を予定するなら、実行する時点の教育費や預貯金も見て、実行しない場合の計画を併せて作っておくと無理を減らせます。

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頭金に回す前に現金を分ける

預貯金をそのまま頭金の上限にしないことが大切です。購入時の諸費用、引っ越しや家具、近い進学費用、急な収入減への備えを分け、残った額から頭金を決めます。

中古なら、入居前のリフォーム費も見積書で確認します。価格だけ決まっても、工事費や支払時期が曖昧なままでは、決済直前に現金が足りなくなることがあります。

頭金を増やす案と、現金を残して借入を増やす案を比べるときは、適用金利や手数料も同じ条件とは限りません。銀行から二つの見積りを取り、返済額と購入後の預貯金の両方を見てください。

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契約前に計画を住戸の数字へ直す

物件が決まったら、不動産会社から諸費用明細、管理費・修繕積立金、長期修繕計画、増額予定を受け取ります。銀行からは実際の金利と団信を含む返済予定表を取り、仮の家計表を完成させます。

購入後の積立が難しいと分かったら、教育費を削ると即決せず、物件価格、住戸の広さ、立地、頭金、返済期間の順に組み合わせを見直しましょう。通勤・通学が続けられることも、家計を維持する条件です。

まずは家計表に購入直後、進学が重なる年、退職する年の預貯金残高を一つずつ入れてください。どこかで備えが足りなくなるなら、その不足額を埋める予算へ調整してから、売買契約に進むことができます。

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